vol.19巻頭ママ企画の取材・撮影を行いました♪

Co-Co Life☆女子部vol.19のママ特集を企画したライターの渡部あきこです。
私は3年前に念願のママになることができました。
私は難病の後遺症で下肢に障がいが残りました。
自己免疫系の病気と内分泌系の病気を患っているので、
主治医としっかり相談していかないと妊娠しても、流産しやすい身体です。
しかも、妊娠すると再発の可能性が高まるので要注意という厄介な状況でした。
出産してからも、イマイチ情報が少なく、自己流の育児と「いい」と聞いたものを片っ端から試していきました。

そんな私と同じように、障がいがありながら、子育てをしているママたちの話を聞きたい。
そして、私たちの体験談が、未来のママたちの励みとなれば幸いという思いです。
2017年1月15日、この日の撮影はステッキアーティストとして活躍されていて、
ご自身も交通事故により後遺症でステッキユーザーの楓友子(ふゆこ)さんの取材・撮影。

現在妊娠中で、安定期に入られたとのことで、東京での撮影・取材を快諾いただききました。

以前は関東にお住まいでしたが、昨年、旦那様と京都へ移住。
その理由(わけ)は、誌面で。

妊婦は安定期に入ったといわれても、日によって体調がコロコロ変わるし、
不安感と幸福感が入り交ざって気持ちが不安定になったりするものです。
そんな中、新幹線に乗って上京してくることは大変だったはずです。
しかも、前日からの大雪で足元が悪く、新幹線のダイヤも乱れていました。

今回、私は楓友子さんと初めてお話させていただいたのですが、
彼女はとても華奢(きゃしゃ)な身体つきで、お腹を見ないと妊婦だとわからないほどでした。

―『お腹に命を宿している女性はどうしてあんなに美しいんだろう』 撮影の間、
そう思わずにいられないほど、彼女から溢れるオーラに圧倒されていました。
優しい表情でお腹を愛でる彼女は、もうママなんですよね。
寒い中、屋外の撮影だったにもかかわらず、始終笑顔で対応してくださった楓友子さんに感謝です。
ぜひ、誌面のインタビューで飾らない自然体の彼女を感じてください。

余談ですが、私は初冬までの妊婦だったので、気づかなかったのですが、
真冬の妊婦さんはコートでお腹が隠れてしまうので、周りから気付いてもらえないそうです。
妊婦さんに気付ける心の余裕を持ちたいなぁと思いました。

1月28日、私が個人的にお友達だった西村みきさん(聴覚障がい)&長男めいびくんの撮影・取材。
私がOL時代に同じ会社に勤めていたこと、同じ関西人ということで仲良くなりました。
彼女に手話を教えてもらい、当時は日常会話なら使えていたのですが、
5,6年手話を使っていなかったら、すっかり忘れてしまっていました……。

そんな中の取材だったので苦労しましたが、
「boogie board (http://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/)」という電子メモで筆談してくれたので、
とてもスムーズに進みました。

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西村さん(中)と私(右)の間にあるメモ帳のようなものが「boogie board」です。

このアイテムなかなかの優れもの。
私がこれを買った理由は、まず電話時のメモに使えると思ったから。
そして新幹線や飛行機の移動時の、娘の遊び道具として使える!と思ったからです。
データの保存機能はありませんが、ノート程度の厚さで、かさ張らないし便利ですよ!

取材では、友達だったからこそ、知らなかった育児の喜びや苦労を聞かせてもらい、
私自身の励みにもなりました。
派手なメイクが苦手で撮影の間、メイクをとても気にしていた彼女。
普段はとてもカジュアルなオシャレをしているので、
ゴージャスなつけまつげはかなり違和感だったようです……。

それでも、とてもスタイリッシュで素敵な写真が撮れました。
芯のある西村さん流の育児に触れてみてください。

めいびくんが産まれた当時、何度かお家に遊びに行ったことがあるのですが、
さすがにめいびくんは覚えていないそうです。
仕方ないけど、少し残念です(泣)
スタジオに着いたときは、ママの後ろに隠れて笑ってくれなかった彼ですが、
帰るころにはすっかりカメラマンの鈴木さんと仲良くなっていました。

以下は、今回もう一人のモデルさんを担当してくれたライターの桐田さえからレポートです。

同じく3歳女の子のママである桐田です。
撮影日は、早川みずほさん親子と渋谷駅で集合。
車いす使用者で第三子を妊娠中のママと、お姉ちゃんのほーちゃん、妹のゆっちゃんとで、スタジオに向かいます。

渋谷は坂道も多く「もう歩けない~」と言うゆっちゃんが、
慣れた様子で車いすのママの膝の上へ。
ニコニコ、ママと車いす移動で楽ちん。
ほーちゃんはお姉ちゃんらしく、しっかり歩いてくれました!
ただ、「恋ダンス」にはまっているらしく、「早く恋ダンスを踊りたい……」とのこと(笑)。

スタジオに着くと、まずはママのメイクからスタート。
どんどんきれいになっていくママに子どもたちは興味津々です。
ママがおしゃれすると、嬉しいですよね。
「2人もかわいくしてもらおうね~」と言うと、嬉しそうに「うん!」と答えてくれました。
やっぱり女の子だね!

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可愛く変身したほーちゃん!

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「お姉ちゃんが可愛くなった~」と喜ぶママたち

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ゆっちゃんもどんどん可愛くなります!

撮影で使った折り紙も、2人が実際に作ってくれたもの。
ほーちゃんは慣れた様子で、ゆっちゃんは撮影スタッフと一緒に、2人とも一生懸命作ってくれました。

撮影が長時間になったにもかかわらず、ずっと笑顔で頑張ってくれました。
ありがとう!

2人と話していて感じたのは、ママが大好きなんだなあということ。
そして、とても愛されて育っているなあ、ということ。
もうかわいくて、かわいくて、かわいくて……。
私も早く娘に会いたくなって、急いで帰りました(笑)!