青春時代の10代、大人だけどまだ若い20代、心身ともに落ち着いてくる30代、そして40代、50代、60代…と、生きている限り誰もが歳を取ります。
止めたくても止められない。
どう年齢を重ね、どのような人生を歩み、どんな大人の女性になるか、これは現在の年齢に関係なく、永遠のテーマですよね。
次号の「Co-Co Life☆女子部」の特集は「オトナ女子」です！！
「大人とは？」「年を取るのは怖いこと？」皆さんの不安や疑問に答える特集となるようで、34歳オトナ女子車いすユーザーな私も、早く誌面を読みたくてワクワクしています。
歳を取る事に少々ビビリ気味の「オトナ女子」読者サポーター桐生寛子がレポートいたします。
さて、2017年10月12日、その巻頭の撮影が東京・新宿の街中で行われました。
天気予報では雨が降るかもしれないと言われていましたが、モデルさんお二人の晴れ女パワーで、半袖でちょうどいいくらい暑い気温の中、雨も降られずに撮影することができました。
そんな晴れ女でパワフルなオトナ女子代表のモデルさんは、梅津絵里さんと中嶋涼子さんです。
あっ！間違えました！(笑)
（左）梅津絵里さん （右）中嶋涼子さん
絵里さんは、11年前に膠原病が悪化し植物状態となり、6年間の寝たきり入院生活を経て5年前に退院しましたが、障がいが残り車いすユーザーになりました。
現在は、主婦として家庭を大切にする傍ら、障がいや難病を抱える30歳以上の大人女子会を主催したり、ヤマハJW女子の活動やファッションショー出演など、活躍中です。
涼子さんは、9歳の時に脊髄を損傷し、下半身が麻痺し車いすユーザーになりました。脊髄損傷の原因は不明。風邪の菌が脊髄に入ってしまったのか、鉄棒にぶら下がっていたからなのか、未だ原因はわからないそうです。
アメリカでの留学経験を活かし、日本をアメリカのようにバリアフリーにしたいと活動を始め、フジテレビのインターネット番組「ホウドウキョク」やファッションショーに出演。11月には日本財団が主催する「障害者と性」についてのトークショーに登壇するなど活躍されています。
撮影はまず絵里さんからスタート。
新宿駅南口。Suicaペンギン広場と高島屋前で、2時間程の撮影。
ビジネスマンやデパートへの買い物客が行き交う、比較的落ち着いた雰囲気のオトナな街並みです。
黒のライダースジャケットに真っ赤な口紅で、カッコ良く美しいオトナ女子の姿を披露してくれた絵里さん。
フォトグラファー鈴木智哉さんから出されたテーマは「New Yorkerの待ち合わせ！」（笑）カメラの前に立った瞬間、キメッキメな表情とポージングを連発。
素敵〜♪と思わず私も携帯のカメラで、パシャパシャ写真を撮ってしまいました。
いつもニコッとキラキラスマイルの絵里さん。
編集の守山さんから「絵里さんのための時間なんだから、自由に！写真で新しい自分を見つけてほしい」
鈴木さんから「キメなくていい！自然でいい！ということを知ってほしい」
とアドバイス。
すると、その後の撮影では絵里さんの表情に変化が！
笑顔は柔らかい自然な表情に。
どんな「オトナ女子」絵里さんが誌面に登場するのか楽しみです。
続いて、涼子さんの撮影を夕方から夜にかけて、こちらも2時間程行いました。
先程の場所とは正反対な雰囲気の新宿駅東口。若者で賑わう繁華街です。
歌舞伎町近くにある、SNSでも話題のキティ風ステッカーが一面に貼られたオシャレな壁や、ティファニーやビックロなどが建ち並ぶ新宿通りのネオン街での撮影でした。
白のニットにミニスカートで、キレカワなオトナ女子です。
撮影テーマは「こんな時でもブレない私！」（笑）
初めは緊張気味で恥ずかしそうでしたが、どんどん世界に入り込んでいって、撮影を楽しんでいました。
「上手く笑えない」と言う涼子さんに、守山さんから笑顔の作り方や姿勢についてアドバイス。
キレイですね。外国人モデルさんみたいです。
人通りの多い場所でしたが、堂々としたモデル姿。
歩いている人達の真ん中で、凛と佇む車いすオトナ女子は、最高にクールでカッコイイと感じました。
【オマケ】涼子さん、お気に入りショット♪
撮影終了後にプチ打ち上げをし、全員で記念撮影。
誌面には、他にも素敵なオトナ女子モデルさんが登場します。
いくつになっても、障がいがあっても、キラキラ輝ける事を感じていただけたらと思います。
いつもとちょっと違った、オトナの魅力満載の「Co-Co Life☆女子部」
vol.22は、2017年11月30日発行予定です。お楽しみに！！
