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2017-11-29

起業家イベントに本誌編集長&スタッフが登壇しました!!

2017年11月14日(火)、日本オラクル株式会社主催の起業家イベント「不便や不満をビジネスに変える! ~「女性」×「障がい者」当事者が社会課題を起業で解決~」にCo-Co Life☆女子部編集長の元山文菜とスタッフ3名が登壇しました。その様子を編集部のエノモトユキがレポートします。

会場は、東京都港区北青山にある「日本オラクル株式会社」の22階。「オラクルカフェ」というとても素敵な社員食堂!?でした。

 

(講演タイトルのスライド)

 

(会場全体の様子)

 

会場には、焼き菓子とコーヒーが用意されており、リラックスした状態で講演を聞くことが出来ました。

 

いよいよ、起業家イベントのスタートです。はじめに、元山編集長による講演がありました。講演のテーマは「kawaii(かわいい)がつなぐダイバーシティ&インクルージョン」。最近、ニュースや新聞などでもよく耳にするこの二つの言葉。「聞いたことはあるけれど、意味が分からない」という方も多いのではないでしょうか。私もそんなイメージを持っている一人でした。しかし今回の講演を聴いて、ダイバーシティは「多様性」、インクルージョンは「混ざり合うこと」ということがわかりました。また、本来のダイバーシティやインクルージョンの意味を理解していなかったゆえに起こった失敗談や、それについての解説なども興味深かったです。私たち当事者が「当たり前」だと思っていることも、「他の人から見れば当たり前ではない」という言葉が印象に残りました。

 

(私の席から見た編集長の講演)

 

次に、Co-Co Life☆女子部のスタッフによるパネルディスカッションが行われました。Co-Co Life☆女子部のスタッフには、障がい当事者はもちろん、健常者のスタッフもいます。同じ目標に向かって分け隔てなく活動しています。そんな私たちの取り組みや葛藤をより分かっていただけるよう、3人のスタッフが登壇しました。

 

1人目は松田昌美さん。彼女は、後天性の視覚障がいがあります。現在は、目の前に出された指の本数が分かる程度の視力しかありません。しかし抜群の聴力を生かし、取材の音源などを原稿にするテープ起こしの仕事をしています。平日昼間はコールセンターでOLとして働きながら、「ブラインドライター」として起業し、夜間や土日にテープ起こしの業務をしています。

 

2人目は中嶋涼子さん。9歳の時に引いた風邪の菌が脊髄に入ってしまったことが原因(と思われる)で脊髄損傷となり、車いすで生活しています。大学時代にはアメリカに留学し、映画について学びました。5年前に帰国したときにアメリカと日本のバリアフリー(設備の面でも、ハートの面でも)の違いに愕然とし、日本のバリアフリー化を推進していくために活動をはじめました。最近では、Co-Co Life☆女子部で出会ったスタッフと共に「車いすガールズ(仮)」というユニットを結成し、活躍中です。

 

3人目は扇強太さん。製薬会社に勤務する傍ら、本誌発行元であるNPO法人施無畏の理事も務めています。Co-Co Life☆女子部では、長年営業を担当していましたが、現在は、誌面の進行管理を担当しています。

 

3人それぞれがCo-Co Life☆女子部の活動で感じていることを話してくださいました。

(パネルディスカッションの様子)

 

松田さん 「以前の職場で『あなたは座っていることが仕事だから』と言われたことがある。ただ座っているだけで、仕事が与えられなかった。それに引き換え、Co-Co Life☆女子部では、ブラインドライターとして、他の人の役に立つことが出来ている。必要とされていることに喜びを感じる。」

 

中嶋さん 「今年の3月にCo-Co Life☆女子部のスタッフになりました。それまでは通常学級に通っていたので、周りの人で障がいを持っているのは私一人でした。Co-Co Life☆女子部に加わって、同じ障がいの友達が出来ました。また一括りに『障がい者』と言っても、人として合う・合わないがあることが分かりました。」

 

扇さん 「制作の現場では価値観の違いから、意見の衝突が生まれることもよくある。それは、障がい当事者と健常者のみならず、違う業界から参画しているスタッフ間、はたまた同じ健常者の男性スタッフの間でもある。ひとつの業界で仕事をしている以上の価値観の相違があり、そこから学ぶことは多い。」

 

中嶋さんの「一括りに障がい者と言っても合う・合わないがある」という意見にとても共感出来ました。確かに私たち障がい者は、一括りに見られる場面が多々あります。ですが実際には、人と人との関係なので、相性の合う・合わないもあります。他にも、障がいの種別によって、対立してしまうこともあるのです。普段から一緒に活動しているスタッフ同士でも「こんなことを考えていたんだ」と新発見に繋がるパネルディスカッションでした。

 

続いて、会場にいる全員が参加する「グループディスカッション」をしました。テーブルごとに分かれて、2つのテーマで、話し合いをします。

1つ目のテーマは「日本の不便なところはどこ?」

2つ目のテーマは「混ざりあうことで生まれるものとは?」

それぞれのテーブルで積極的な意見交換が行われました。私も自分の考えていることを皆さんに聞いてもらったり、他の人の意見から新たな考えを取り入れることが出来ました。

グループごとに話し合った後は、各代表者がみんなの前で発表し、全体で意見交換の共有が出来ました。

 

最後のネットワーキングタイムでは、名刺交換などを行いそれぞれ交流を深めました。先ほどのグループディスカッションの効果もあり、会場全体が暖かな雰囲気に包まれていました。

 

(最後に集合写真を撮影しました。)

 

今回の起業家イベントでは、障がいのある・なしを含め、多種多様な人たちが交流を深める絶好の機会となったと思います。私たちは今後もこのようなイベントに参加していこうと思います。

 

記事:エノモトユキ

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