オシャレで本格的なコーヒーショップの先駆け「スターバックス コーヒー」。実は6月27日（土）、東京・国立市に聴覚障がいのあるスタッフがともに働く「スターバックス コーヒーnonowa 国立店」がオープンします。
今回、リモートで行われた記者発表会にスタッフが参加してきました！
当事者スタッフの声によって始まった
店舗計画
この店舗では、25名のスタッフのうち、19名が聴覚障がい者。主に手話でのコミュニケーションで接客をするのだそう。
「無限の可能性」をコンセプトに、どんな人にとっても自分らしくいられる居心地の良い場所、そして手話などのコミュニケーション方法を通して、みんながコミュニケーションの楽しさを感じられる店舗を実現しています。
そもそもスターバックスでは、聴覚障がい者のスタッフ自身で「手話カフェ」や 「 手話による コーヒーセミナー」 の企画、運営を実施していたそう。現在サイニングストアは世界にマレーシアに 2 店舗、アメリカに 1 店舗、中国に 1 店舗あるそうですが、その活動にも関わるうちに、聴覚障がいのスタッフから「自分たちでもお店をやってみたい」という声があがり、数々の実習や話し合いを経て、日本でのオープンに至ったそうです。
ところどころに手話の世界観が
盛り込まれた店舗デザイン！
サイニングストア「スターバックス コーヒーnonowa 国立店」では、手話でのコミュニケーションを楽しめるよう、あちこちに手話の世界観が盛り込まれたデザインや仕組みがほどこされています。
こちらはSTARBUCKSをアメリカの手話「指文字」であらわしたロゴ。実は、手話は言語によって異なるってご存じでしたか？
店舗の座席の上には、手話を表したアートも。挨拶はもちろん、「エスプレッソ」や「ラテ」などスターバックスならではの手話もあるので、注文時に使ってみるとコミュニケーションが楽しめそう！
注文時は基本手話。新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、スタッフはみなマスク着用ですが、手話は口元を見るので透明のマスクとなっています。もちろん、間には透明のアクリル板が置かれ、予防対策は万全。
手話がわからなくても、指をさして注文が可能。希望のメニュー、持ち帰りかどうか、サイズ、ホットかアイスかなど、順番にさしていけばいいので、簡単に注文ができます。
そもそも選ぶものが多いので、注文が複雑そうに感じるスターバックスですが、カスタマイズも指さしで注文できるため、実は通常店舗よりも楽にオーダーできそうですよね。
注文して会計を済ませたら、商品のできあがりを待ちますが、ここではデジタルサイネージというシステムを使用して商品の受け渡しをしています。
ここにレシートに書かれている番号が表示されたら、カウンターで商品を受け取ります。
番号の上には手話を解説するアニメーションが流れ、待っている間も手話の練習ができるそう。待ち時間にいろいろ試してみると楽しそうですね。
このほかに、音声で注文できるタブレットで非接触での注文ができたり、筆談機が使用できたりと、さまざまなコミュニケーションの工夫がされています。
国立市は「誰にでも住みやすいインクルーシブな街づくり」を目指しており、店舗の近くに聾学校があることから、街の人々の理解も深いのだとか。Co-Co Life☆女子部でも、近いうちにぜひ街散歩の取材に伺いたいものです……！
来店かWebで整理券を発行。しばらくはテイクアウトのみ
国立駅は新宿からJR中央線快速で40分弱ほど。まだまだ新型コロナウイルスの状況が読めないですが、お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ただし、ソーシャルディスタンスを取るために、しばらくは店頭での発券機かWebで整理券を取得しての来店で、テイクアウトのみ。店舗でゆったりと過ごせる日を夢見ながら、まずはテイクアウトの注文で、手話でのコミュニケーションを楽しんでみてくださいね。
＜整理券発行時間＞
6月27日(土) Web：9:00～ / 店頭：10:00～
6月28日(日)以降 Web：6:00～ / 店頭：7:00～
整理券発行ページ： https://airwait.jp/WCSP/storeDetail/?storeId=KR00737914
＜店舗情報＞
スターバックス コーヒーnonowa 国立店
住所：〒186-0001 東京都国立市北1-14-1 nonowa国立
TEL：042-505-9223
営業時間：7:00-22:00 ※6月27日（土）のみ10：00オープン
定休日：不定休
詳しくはこちら（https://store.starbucks.co.jp/detail-1872/）
