toggle

打越さく良先生の法律相談

皆様が日々の生活の中で直面する様々なご相談ごとに、弁護士の打越さく良先生にお答えいただきます。

[ 打越さく良(うちこし さくら)先生 プロフィール ]

打越さく良(うちこし さくら)弁護士 弁護士。離婚、DV、親子など家族の問題、セクシュアルハラスメント、少年事件、子どもの虐待など、女性、子どもの人権にかかわる。
レンアイ、基本のキ――好きになったらなんでもOK? (岩波ジュニア新書)
打越先生の著書:
『レンアイ、基本のキ――好きになったらなんでもOK? (岩波ジュニア新書)』岩波書店 907円
DVは意外と自分の身近にあります。好きな人と、上手に関係を作るために読んでおきたいレンアイハウツー本。


006

【第8回】説明もない以上、応じなくてよいでしょう

[Q] 私はある賃貸マンションをお借りして、問題なく数年住み続けています。ところが最近私が障がい者であることを知った不動産会社から、「障がいは契約に関わる非常に重要な内容です。障がい者手帳のコピーをお送りいただき、詳細を教えてください」と言われました。障がいは、プライベートなことなので、主治医でもない第三者に教えたくありません。ですが、不動産屋から悪く思われて、今済んでいる物件から追い出されるのも怖いので、強く言い返せません。
[A] 不動産会社など、事業者は、障がいを理由として、障がいでない者と不当な差別的取扱いをすることにより、障がい者の権利利益を侵害してはならないことになっています……>>続きを読む

【第7回】養育費の支払いに障がいの有無は関係ない

[Q] 40代の男性です。1年前に重度半身麻痺の身体障害者になりました。妻と子どもが2人おり、仕事は休職中です(傷病手当を受給中)。そのせいで妻は精神不安定となり、別居しています。自分は実家で親と暮らし、妻と子どもは自宅のマンションで生活しています。妻はアルバイトを始めました。離婚を考えています。子どもの親権者は妻でいいと思っています。この場合、障害者でも養育費は支払い、かつ半々の財産分与も取られますか?また自分は自宅のマンションから出て行かなければならないでしょうか?
[A] 障がいを負ったご本人自身がショックで心身正面で支えてもらいたいのに、配偶者が支えてくれない。とてもお辛いことでしょう……>>続きを読む

【第6回】差別解消法施行後3年目の見直しに向け声を上げて

[Q] ある路線に乗ろうとしたら航空会社に「車椅子対応していない。補助も行わない」と言われ、搭乗できませんでした。これは障害者差別解消法違反ではないのですか?アメリカでは裁判になったときいています。裁判にしたら勝てますか?
[A] 日本でも障害者差別解消法がある。こんな配慮のないこと、許されないはず。そう思いたいところです。……>>続きを読む

【第5回】社会を変えるため、「違法行為」には声を上げていきましょう!!

[Q] 視覚障がい。ひとり暮らしの部屋を探しているが、「火事になると困る」と言われて内見すらできないことが多い。障がいを理由に入居を断ってもいいの?
[A] 2015年11月、国土交通省は、不動産事業者等に向け「国土交通省所轄事業における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針」を公表しています。……>>続きを読む

【第4回】一方的に離婚と言われて、泣き寝入りすることはありません!

[Q] 下肢障がい。結婚をしてから病気になり、義母や夫から「子どもも産めないなら離婚しろ」と言われました。夫の家は旧家なので、「跡取り」が必要なのは分かりますが、あまりに一方的で納得がいきません。障がいは離婚の理由になるのですか?
[A] 病気になったときこそ、いたわってほしいのに、離婚だ?なんとひどいことを言うのでしょう。かっかと熱くなってくるときこそ、クールダウン、法律や裁判例からしてそんな情けのない言いぐさが通るのか、確認してみましょう。……>>続きを読む

【第3回】タクシー会社は「乗客を最良の方法で目的地まで送り届ける義務」を負っている

[Q] タクシーに乗ったら、いつもよりかなり高い料金を請求されました。払うしかないでしょうか。
[A] タクシーに乗っただけで何かの契約をした、と意識はしないかもしれませんが、タクシーに乗る、乗せることで、乗客とタクシー会社との間には、旅客運送契約を結んだことになります。……>>続きを読む

【第2回】差別は個性に優劣を付けること、合理的配慮は個性を認めて尊重すること

[Q] 障害者差別解消法では「障がい者を差別してはいけない」とあります。でも「障がい者に合理的配慮はすべき」とも。健常者にはしない「合理的配慮」を障がい者にするのは「差別」ではないのですか?
[A] 確かに、「合理的配慮」と「差別」の違いはわかりにくいですね。2006年に国連で採択された「障害者権利条約」、ここで初めて「合理的配慮」という言葉が登場しています。……>>続きを読む

【第1回】「障がい」理由の「不便」を、諦めなくてもよくなっていく

[Q] 今年4月から、「障害者差別解消法」が施行されると聞きました。この法律施行により、障がいがある私たちの暮らしがどう変わるのか教えてください。
[A] 障害者差別解消法は、その名の通り「障害を理由として差別することを禁止する法律」です。公共施設、一般のお店など、日本のほぼすべての場所で適用されます。……>>続きを読む

※あなたの法律のお悩みを募集しています!
【法律Q&A】あなたの法律の悩み募集」ページからご応募ください。