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フィリピン、KPACIO体験談その16、楽しめない時だってあるのです
翌日、朝から慣れない洗濯(中流家庭のハリエットさんの家でも洗濯機など無いので桶で手洗い)をする私です。
ちなみに、なるべく荷物を減らすため、私は最低限の服しか持って来なかったのですが、
今フィリピンは乾季で水不足、洗たくは1週間に1回しかできないという、待っていたのはまさかな現実、
だから1週間を4種類の下着と2枚のtシャツ、1本のズボンで過ごすはめになってしまっていた私です。
慣れないままようやく最初の桶の洗濯物を終えたところで、朝ごはんだよと呼ばれ、
そのまま久しぶりにきれいなバスルームでシャワーを浴びます。
終わって出てきたら、ハリエットさんが、残っていたもう一つの桶の洗濯物をやってくれていて...
(私の手つきがあまりに慣れてないからか?)。
「あ、やってくださったんですか?すみません、ありがとうございます」と言うと、
「あ、うん、それ以外何もすること無かったから」という風に、
「やってあげたよ」とは言わないところがフィリピン人です。
どことなく、日本人に似ている気がしませんか?
3月14日の月曜日から木曜日まではトンドにあるスラムへ向かいました(またダフネさんといっしょです)。
ここでは、お話しするようなことはとくにありません。
なぜなら、もうデイケアセンターでは学期が終了していて通常授業は無く、
卒業式に向けての歌とダンスの練習だけになっていて、その練習時間の1時間をもらって、
毎日折り紙を教えたり、story tellingをしたりしていただけで、私の役目はその午前午後それぞれ1時間だけでした。
しかも、ここはとにかく人数が多く、それぞれのクラスが35人くらいの子どもがいるので、
全員に大人しく座っていてもらうことなど不可能で、
月曜日火曜日は折り紙をやったのですが、折り紙を教えるには人数が多すぎて、
急きょ予定を変更して、水曜日はゲーム(猛獣狩りや爆弾ゲーム)をやりました。
ついでにこの三日間はちょっと体調を崩し、
ソルドアイ(フィリピンで水が汚いことから感染する結膜炎みたいなもの)かと思われる眼やにが止まらない症状と、
午後になると襲ってくる片頭痛に悩まされていました。
もう一つ私のテンションを下げる原因が、このデイケアセンターで働いている先生方やお母さんたちは、
学歴的にはマラボンの人々より高く(トンドのほうがマラボンよりほんのちょっと裕福)
高校まで卒業できているお母さんも多いので英語はそれなりにできるくせに、
マラボンの人々ほど英語を使おうとはしてくれず、明日私が子どもたち相手に何をするか、
という話し合いが行われているというのにみんなタガログ語だけで相談して、私には結論だけが伝えられるという、
そして結論を言い渡した後で"Any question?(何か質問ある?)"とだけ聞かれるという、
何だよ、もう決めたんでしょ?
結論だけ聞かされて話し合いの過程を理解してないのに質問も何もできるわけないでしょ、
とどうしても思ってしまい、やる気はどんどん失せていくという。
もう一つ、マラボンでもやったように、外に出てコミュニティを歩いて
周囲の人々と仲良くなることを望んでいた私だったのですが、
トンドは治安が悪く、スリが多いから危ないから外には出てはいけないと言われ、
ほとんどずっとデイケアセンターに閉じ込められていて。
だから、フィリピン2週目で生活にも先週より慣れたはずですし、
タガログ語も先週よりうまくなっているはずなのに、ここではとくには楽しい思い出は無く、
仲良くなった人もべつにいなくて、子どもたちの名前なんて誰も覚えてないんです。
唯一トンドでよかったことは、ここだけ携帯の電波がいいみたいで、
日本の人たちとメールの遣り取りができたこと...くらいでしょうか
(フィリピンに来てからはずっと電波が悪く、電話は繋がるのですが
iモードセンターにめったに接続できなくてメールの送受信がほとんどできずにいました)。
トンドでも木曜日の朝、保護者に向けてのforumをやりました。
前回とほぼ同じことを話し、質問タイムになります。
でも、「日本の地震の状況はどうなの?」など辺り触りの無い質問だけが出て
(しかも私に日本の状況聞かれても、むしろニュースはタガログ語でtsunamiくらいしか理解できてない私なのですから、
私のほうが教えてほしい)、
"Can I ask personal question?(個人的な質問をしてもいいですか?)"と聞いた人がいたわりには、
personalなquestionは一つも出ませんでした。
一つ発見と言えば、フィリピンではタガログ語バージョンのドラえもんを放送していることを知りました。
毎朝、8時半から9時までの30分間はドラえもんをやってるんです。
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